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(2)五重塔はなぜ倒れない?


【建築基準法違反の五重塔】

五重塔を初め日本の木塔には、ほとんど通し柱やいわゆる筋交いがありません。 つまり現在の建築基準法では五重塔のような木造建築は許可されないことになり、基準法違反といえます。

ところが1995年の阪神大震災でも江戸期以前に建立されたものは損傷していませんが、その一方でコンクリートの三重の塔はヒビが入ったと報告されています。

【 なぜ? 】

五重塔が倒れないその理由は諸説在りますが、有力なのは「柔構造である」ということです。地震のとき五重塔を見上げると「塔が蛇のようにうねる」と言われています。

「揺れに対抗」するのではなく「揺れを受け入れる」ことで構造物の破損を防いぎ、かつ塔の形を『自力で復元する力』をもっているためです。

地震の最中は塔が蛇のようにうねって揺れや衝撃を吸収し、揺れがおさまるのと同時に塔は自ら元の形に復元し、真っ直ぐになります。先人たちの素晴らしい智慧と技術に感服しますね。 詳しくは下記のHPに簡潔にまとめてありますので興味のある方はどうぞ。


リンク:「総本山善通寺 五重塔の不思議」 四国新聞



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